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亜麻の実って何?

亜麻の実亜麻の実は、亜麻科の植物の種子で、学名はLinum Usitatissimum L。別名、亜麻仁(アマニ)、英語ではFlax Seed(フラックスシード)と呼ばれています。

地中海地方原産の自生植物で、人類が初めて栽培した植物のひとつ。
古くは、石器時代にスイスの湖畔に棲んでいた古代人が、その繊維分と種子を利用していたという記録が残っています。
紀元前7000年代にはトルコやシリアで、紀元前5000年代にはエジプトで栽培され、ミイラを包む布地などにも利用されていました。
西暦800年代のフランスでは「臣民は亜麻の実をとるべし」と、皇帝が健康のために亜麻の実の摂取を推奨していたといいます。中世から近世にかけて、亜麻の実の栽培は欧州全体に広まり、17世紀にはアメリカ大陸へ伝播。同じ頃、日本にも薬用の搾油を得る目的で紹介されました。

あの「亜麻色の髪」の「亜麻」とは、「亜麻の実」のこと。
実は、日本でも昔から親しまれていた、天然の種子なのです。
亜麻の実の栄養成分は?

脂質42%(うち53〜62%はα-リノレン酸)、食物繊維28%、タンパク質21%、炭水化物6%、その他栄養素3%(リグナン、ビタミン、ミネラルなど)です。
脂質が約 40%と多く、うち、現代人に不足しがちな必須脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸が約 60%を占めています(α-リノレン酸は、亜麻の実の栄養成分全体の約20%)。また、亜麻の実の主な有効成分は、次の3つです。
・必須脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸
・リグナン(SDG:セコイソラリシレジノール)
・食物繊維

α-リノレン酸について、健康産業新聞記事α-リノレン酸にはどんな効果があるの?

亜麻の実に含まれるα-リノレン酸は、体内でエネルギーになりやすく、必要に応じて体の中で同じオメガ3系脂肪酸グループのEPA、DHAに作り変えられます。
EPA、DHAは血中の悪玉コレステロールを減らす一方で、善玉コレステロールを増やし、ガンの発生や増殖を抑制するなどの働きをします。

また、脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症、高血圧、ガンの予防・改善を助けるとの研究成果が発表され、ガンについては特に乳がん、肺がん、大腸がんに有効とされています。

現代病ともいわれるアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患は、リノール酸の過剰摂取が影響していることが多いといわれているのですが、α-リノレン酸はリノール酸の悪い作用を抑制し、アレルギー症状を緩和させる働きがあるともいわれています。

参考記事 健康産業新聞(2008.03.28付)

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